落とし前
広告のプロが書いた本を立ち読みしたら、作曲に使えそうな思考軸を書いてました。けど私は作曲のことはよくわからない。
別の広告のプロの書いた本を読んだら、「欲望の集約の仕方」について書いていました。広告を見る人の購買欲をかきたてたり、嫉妬心や虚栄心を刺激したり。それにはまず人間の欲を見据えないといけない。
演奏家に欲ってどうなんでしょうね。
私は吹けない音域だとかフレーズだとか出てくるとつまらないなーと思うのですが、吹奏楽界には自分の出来ない音が出てくると、それを吹けるようになるよう、征服欲が刺激される人も大勢いるでしょう。
けれどその前の段階に、作曲者の欲って曲に封じ込められているものなのでしょうか。教育的配慮が求められる現場が多いですから、作曲家の人間としての煩悩よりも、単に作曲家としての矜持が込められているだけってことはないかしら。
絵画や彫刻とか、件p一般では煩悩は肯定されているけれど、吹奏楽の曲には、どんなもんなんでしょーねー。