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小説やマンガの評論の中で、「人物が描けていない」という批評の決まり文句があります。
きちんとした物語が書ける人達の中にはその決まり文句に噛みつく人がいますけど、この決まり文句に込められている基本的な意味というのは、
「人物を描くとき、作者の説明だけで表現されているのではダメ。
その人物の行動や表情、物の考え方自体で読者に存在を納得させられるようでなくては、ダメ」という意味でして、
人物を描くときに看板やお約束で「人物」とャ唐ニ置くのではなく、血肉があるように描きましょうってことなんでしょうけど、
私の説明ではダメかな。
某マーチングのビデオを見ていまして、その楽団の人ではない、ビデオ制作関係者のアナウンスで、
「フラッグの色は○○を表しています。このフォーメーションは○○を表しています」という解説がありまして。
その楽団自身にもその解説は不本意な物なのかもしれませんが、
その表している○○、演技や演奏で観客に語りかけなけないと、マーチング自体が知識や様式を理解している人だけの物になってしまうとビックリしたんですけど…
そのバンド、そのフォーメーションで大会に優勝したんですって。
世間から一歩離れた場所に動いてしまったのでは無ければ良いけど。