背中を押すのは、誰?
「なんで年末になると少子化対策の話になるんだろう」を読みまして、
女性が結婚をするかしないか決断を迫られたときとか、女性が出産をすることになったときとか、人生の岐路に立った時って、いわゆる「女性誌」がさまざまな情報を教えてくれますよね、
吹奏楽の世界って、入ってしまえば、まぁ雑誌なりネットなりに、それなりに情報が載ってまして、アドバイスをくれますけど、
中学生だの高校生だの大学生だのが、吹奏楽に入ろうかどうかを決断しなければいけないときって、周囲にアドバイスをくれる人がいない人はどのくらいの決意で決めるのでしょう?
私の場合、高校に入ってから吹奏楽を始めたんですけど、部活動の選択は中学校時代の級友(高校は違ったんですけど同じ電車によく乗ってましたので)に
吹奏楽部に入ろうかどうか考えてるんだよ、とぽつりと言ったら、そいつのお姉さんが吹奏楽部員で、私を迎えに来たんですよ。
んでまぁトロンボーンならやってみたいなと入部、すぐユーフォに移動させられました。
入部自体は深く考えてのことではありません。
ユーフォに移された後は考えましたけどね、トロンボーンに戻してもらえる可能性がなきにしもあらずとか、マッピが同じだからどーのこーのと言われたり、ユーフォの先輩がいい人だったりして、んで私の運命が決まったんですけど、
入部自体は深く考えてのことではありません。
女性誌と一口に言っても、まぁ現在では世代別・細分化とか、テーマ毎とかさまざまですが、中学生・高校生相手の世代別雑誌は「学年誌」くらいでしょうか。
小学館の「小学○年生」とか旺文社だったか学習研究社だったか「中○時代」とか「中○コース」とか、ありました。
高校生向け、大学生向けにもあったような気がしますが、購読しなかったので詳しいことはわかりません。
そういった雑誌の中で、部活動紹介って、あったかな〜、無かったような気がします。
「バンドジャーナル」とか「バンドピープル」では季節が来ると「新入部員獲得の作戦」みたいのはありますけど、新入部員の方に選択のための情報が無いってのは、
つまりは吹奏楽が(他の部活は知りません)吹奏楽の外にいる人には、情報を出す意義を見いだしていないのか、単に世代別雑誌が相手にしてくれないから腐っている(打つ手が無くて憤慨している、という意味)のでしょうか。
でもなぁ、私が高校に入学してすぐ、クラシック音楽好きを公言している奴、大勢いたぞ。そいつらは「音楽の友」とか「レコード件p」とか読んでいたはず。
演奏側ではなく聴衆側で雑誌を買っている中学生・高校生は、まぁいると思うのだけど、そういった雑誌でも吹奏楽はたまにしか採り上げられないでしょう、
吹奏楽が自分達自身で、演奏家方面ではなく聴衆方面に情報を出そうとか、演奏家方面でも吹奏楽の世界に足を踏み入れようかどうしようか迷っている者レベルへの情報発信は、しないのかね?
私がサイトを作ろうと思った原点は、
「なんで吹奏楽なんてモノに興味を持っちまったばっかりに、人生をねじ曲げられないといけないんだ?」
→「吹奏楽を選択することは、人生の重要な岐路の一つのはずだ」
だけど、この考え方自身が吹奏楽界に賛同されていない→非吹奏楽人に決定的な情報を教える必要なし、
なのかなぁ。
「吹奏楽の社会的地位の低さ」って、知ってる人に演奏会の広告出すだけじゃ、「社会的」には何の意味も無いじゃん。
「社会的」に存在を知らしめないと。