用途
古本屋さんで「書斎の作り方」の類の本を立ち読みしましたら、
「パソコンの選び方」という項目がありました。見てみますと、
「『パソコンをやりたい』という理由でパソコンを買うと、いろいろ苦労をします。『パソコンで○○をやりたい』という用途をしっかり決めましょう。
文章を書きたいのか、画像や映像をやりたいのか、ゲームをやりたいのか。
用途、動機が決まればパソコンの機種選びも簡単になります」
ってあったんですけどね。
吹奏楽って、特に初心者、とっかかりは
『吹奏楽で○○をやりたい』よりも『吹奏楽をやりたい』が多いと思うのですよね。私もそうでした。
んで始めてしばらくして、自分の中に『吹奏楽で○○をやりたい』という思いが出てきたとき、それを実現させるための助力は、まさに環境で決まります。
日本の吹奏楽人の多くが節目節目で吹奏楽を辞めてしまうのって、そこにも原因があるんでしょうね。
つか社会人になって吹奏楽団を立ち上げる人とか中心になって活動している人って、
学生時代に『吹奏楽で○○をやりたい』という思いを実現させた人じゃないでしょうか?違うかな?
んで市民バンドが一般団員に対して、幹部になるには(仕事を担当する心得)の伝授はありますが、それと比較してやりたい曲を選曲会議で取り上げて貰うノウハウとか、やりたい企画を企画会議で取り上げて貰うノウハウの伝授はどれほどあるのでしょう?
結局市民バンドの中にも、大多数の『吹奏楽をやりたい』人と極少数の『吹奏楽で○○をやりたい』人の比率が出来るだけで、
続ける人は続ける、辞める人は辞める。
プロの演奏家達は「吹奏楽演奏の水準が上がれば戻ってくる人もいる」と言う人もいるようですが、
そんな甘いもんじゃないんじゃないっすかねぇ。
希望を通すノウハウを持たない人の考え方と
希望を通すノウハウを持っている人の考え方の違いとか
誰か研究してます?
プロの楽団員で、長年同じ所にいる人のモチベーションってどうなんでしょう?
お給料が貰えるから(生活があるから)続けるという人と、
自分の希望が通せるからという人の割合って。