ぽかぁんとしてしまうこと:Hatena版

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本末の自覚

楽団の長い存続を願うなら、良い演奏は不可欠だ、という考え方と、

自分たちの演奏を良いと思っていて、広く長く世に知らしめたい、という考え方の差を

きちんと考えておかないと、

ある日プロのジャズミュージシャンとテレビ局スタッフが練習場に現れて

「とりあえず一曲吹いてみて」言われて演奏してみて、

ジャズ的なリズムの取り方から手直しされることになる

なんて事態になってしまいます。

それなりに続いてきた楽団で、今までにジャズを演奏してきたことだって少なからずあるだろうに、

なんでまたたまたま立ち寄ったプロに「リズムの取り方」を指摘されないといけないのかといえば、

「本当の「ジャズのリズムの取り方」なんて考えていなかった」のか、

「(プロの)あなたの意見ももっともだけど、私達には私達なりに狽チてきた良さというものがあるんだ」と主張できないのか、どっちかなわけでしょう。

楽団の歴史を考えれば前者は恥ずかしいことだし、下手っぴとはいえ西洋音楽演奏者としての自覚があるのなら後者を言えないことは恥ずかしいのに、

音楽とは何か、西洋音楽とは何かということを考えることなく、単に耳障りの良い、上っ面の演奏をやってきたツケが露見しちゃったんでしょうけど、でも先輩達からそういう教育しか受けてこなかったんだと思えば同情するしかない。

んでどちらにしても、恥ずかしいことなんだと思えないってことがへりくだった性格なのか、他人事だと思っているのか。

んでプロの人に言われて、ちゃんと身に付くのかね。

半年後、一年後、三年後(というのは便宜的な区切りだけど)にまたプロの人が来て、同じことを指摘されないようになっているのでしょうか?