ぽかぁんとしてしまうこと:Hatena版

AutoPageが終了したので引っ越し

新興国と言えば

インドとかベトナムとか、国全体が豊かになった時って

自分達の文化をブランド化して世界に発信するのか、

(欧米クラブに加盟して)欧米のブランドを買うようになるのか、どちらでしょう?

南アフリカ共和国アパルトヘイト(人種隔離政策)が廃止された頃、

南アフリカ共和国の黒人が弦楽四重奏を楽しんでいた映像を見たことがあります。

南アの黒人が弦楽四重奏を楽しむことはいいんですけど、

「音楽は素晴らしい、国境を越える」との発言があって違和感が。

あんたたちの伝統音楽が国境を越えるのは、いつなんだよ。

インドとかベトナムとかが国全体が豊かになって、自分達の伝統音楽がブランド化されるのと平行して、日本で言うクラシック音楽管弦楽が盛んになるかも知れません。

まぁそれはいいんですけど、日本で言う吹奏楽が盛んになることは、あるのでしょうか?

あるかもしれませんし、無いかもしれません。

もし万が一無かった場合、管弦楽が演奏される思想的背景と吹奏楽が演奏される思想的背景が学問として採り上げられたら面白いだろうなぁ。

そして、日本が経済的に没落していく理由って、今ですら少子高齢化とか硬直したモノの考え方とか想像されていますけど、

学校教育の現場で吹奏楽なんてのが存在するからだとか、

いい大人が吹奏楽なんてやっているからだとか、

社会が吹奏楽そのものとか吹奏楽やってる連中に奇異な目を向けないからだ、

なんて意見が出てきたりして。

インドのIT化とか数学センスの高さの理由なんてのは思考実験として語られていますけど、その程度にすら吹奏楽の科学性にしろ非科学性→感性のことにしろ、徹底的に語られているとは思えないし。

そして重要なことは、日本の吹奏楽人が現在新興国と言われている国の人を友人に・仲間に持とうという意識が見られないこと。

新興国の人達が吹奏楽に興味を持ってくれたら御の字。

こちらから「新興国吹奏楽の楽しさを知って貰おう」という芽が出なければ、殿様商売というか、殿様文化ですな。

あちらに選んでもらえなければ、少子高齢化の波で消え去る日本経済・日本文化の一つになるのは間違いないわけで。

まぁいきなり新興国に話しを振るのが難しいのなら、現在の先進国出身者で近所に住んでいる人達に「吹奏楽の楽しさ」に加わって貰う、買って貰う行動に出るとか、勧誘・営業活動に勤しむべきかもしれません。