ぽかぁんとしてしまうこと:Hatena版

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吹奏楽はどんなジャンルでも演奏できる!ってのを価値転換して、

吹奏楽の世界では「どんな楽器でも演奏できる!」という価値って、どのくらいの高さにあるんでしょう?

現実に複数の楽器を吹く人がいる反面、「自分の楽器を満足に吹けないうちは、遊びでも他の楽器を吹くな!」という意見の人もいます。「満足に」って、どのくらいなんだか。

プロの演奏家でも複数の楽器を吹く人・吹ける人っているでしょうけど、ソロCDを出したとき、その複数楽器での演奏を収録してる人っています?

大勢は一人で複数楽器の演奏を決して否定するものじゃないでしょうが、

同族楽器とか、ちょいと持ち替えとかあるわけで、それはそれ、これはこれという、きちんとした整理を、吹奏楽自身がしてないんじゃないかしら。

また一方で、食文化ではフランス料理に和食のテイストをとか、建築でも飛鳥時代の(現:日本の)建築物にヘレニズム文化の影響がとか、多文化が混じり合って見る人に繋ぎ目を感じさせない融合のしかたが主流なんだけど、吹奏楽の“どんなジャンルでも”ってのは、吹く人にも聞く人にも意識の切り替えを要求するものでしょう。

コンソメスープの次に点心が出て、肉料理:トンカツと魚料理:鮨のどちらを選びますか、なんてコース作りが吹奏楽なわけで、慣れた人向けな文化なわけだ。

慣れていない人には説明して理解して貰うことが重要なはずなのに、自己評価の基準を慣れてない人に置くからややこしくなる。