ぽかぁんとしてしまうこと:Hatena版

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戦争の作法、演奏の作法

そういえば戦争のやり方が変化したり、違う闘い方と遭遇して片方が一方的に敗北するってのは、歴史の本を読むと簡単に読むことが出来ます。

日本の鎌倉時代元寇の役とか

インカ帝国がヨーロッパ人にあっさり滅ぼされたこととか

忠臣蔵の吉良邸討ち入りのとき浪士たちの戦い方とか

織田信長の鉄砲三段構え…は最近議論の的になってるな、

世の中がどんどん変化していくのに自分のやり方を頑なに守って抵抗するのはいいんだけど、演奏家の場合、ネーミングがないんだよな。

騎士道精神ってのは騎士個人の矜持もさることながら、連帯感とか敵であっても信頼感とか、複数人にまたがったものなんだよな。

戦争が決闘の延長戦から組織的殲滅戦に変化して大打撃を受けたけど、受け継いでる人たちはいそう。

管弦楽の奏者たちはロマン派ヨーロッパの意識を受け継いでいるとして、

軍楽隊の奏者たちはどの時期のどの地域の意識を受け継いでいるんだろう?

鹿島茂 著「怪帝ナャ激Iン3世」講談社刊で、

セダンでプロイセン軍の捕虜となったナャ激Iン3世が交渉の結果イギリスへの亡命が決まり、セダンから退去するときプロイセンの軍楽隊が第二帝政フランスの国歌を吹奏して見送ったという話しが書かれていました。

別な本で日本でも西南戦争で官軍の軍楽隊が西郷軍へ惜別の演奏をしたって話しも読んだのですが、

そういった姿勢は管弦楽とは異なりますな。