ぽかぁんとしてしまうこと:Hatena版

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原因と責任と

近年「イジメ」についての議論の中で、

「イジメられる側にも責任がある」という意見に対して

「虐められる側に“原因”はある場合があるが、“責任”は無い」という返しがある。

出版業界が購買者の動向を分析したり、

クラシック音楽業界がチケットの売れ行き具合を分析したりして、

業界の危機に対して、「お客」に業界危機の責任を問う声は、確かに明確にはない。

明確な声はないけど、「お客が買ってくれない」という微妙な声はある。

となると、出版社や楽団の「責任者」の、最終的な“責任”って、どこにあって、何の責任なんだろう?

一般企業で会社の最高責任者とは、まぁ社長であって、「会社を潰さないこと」が求められる責任だ。

出版社や楽団の最高責任者が、会社や楽団が潰れたとして責任を自覚してない、誰かに責任転嫁をするってことは、無いよね?

今、大阪で交響楽団が潰れるかどうかという議論がされてるけど、潰れたとしたら知事の責任なの?「楽団の」最高責任者ってどんな責任を背負ってるの?

も一つ、著作権の話し。

考え方の一つとして、

著作権とは著作権法に定義されて司法官に守られているものをいう

という捉え方が一般的みたいですね。

作者が懸命に考えて書き記したものや、写真家が忍耐と努力と技術の賜物で撮影した写真とかは守られることになってるっぽいですけど、「題名」ってどうなんでしょう?

梼Yした(?)草思社は凝った題名で一時期売り上げを上げたが近年云々、で梼Y(?)つーけど、その「凝った題名」てのは著作権は守ってくれないもんなの?

というのも、1982年に「プロ野球を十倍楽しむ方法」という本が出たとき、この「〜を○倍楽しむ方法」という題名をパクった本がどれだけ出たかという話しからあるんだけど、

出版業界人が他人他社の功績に便乗してとっとと陳腐化を加速してる面があるじゃん。

法律に定義されていないなら著作権なんて関係無いもんねーっつーのなら、

卑怯じゃん。

アダルト映像業界ほど開き直るのなら立派だけどさ。

慣習を自分たちで作ろうというのではなく、成文法、

権利が認められているところはトコトン権利を守るけど、

法律に書かれてないところではやりたい放題という、自律じゃなく他律で身を守るところを

既得権益にしがみついている”というんじゃないか?