関係の転換
言葉遣いの面から、最近の若者は上下関係よりも親疎を軸にした人間関係を重視しているって意見を聞いたことがあります。
クラシック音楽(主に管弦楽)の人達が、楽団存亡の危機に直面すると
「クラシック音楽は文化で、無いといけないもので」みたいなことを言うけど、
市民に親しみのある方向性というより、一般の人にとって音楽に親近感を感じるのはどういうときなのかって考えると、子供向けの音楽教室とかストリート演奏という、仕事:演奏が終わったらそれで関係も途切れるような、一線を画すものは、結局駄目なんじゃないかしら。
音楽教室とか出張演奏(簡易版)のような、すぐ要求に応じることの出来る形態のほうが、市民に近いんじゃないかしら。
けじめとかドライな関係ではなく、ある程度のプライバシーを共有させるウェットな関係。