何が楽しゅうて…ただの役割?
軍隊を構成する組織を大別すると、実際にドンパチを行う制服組と、予算や人員の獲得などを行う背広組に分けられまして、大した演奏もできず経歴もよくあるパターンの私には、どちらかというと後者をメインに考えているわけでして、マンガやアニメ「機動警察パトレイバー」で有名な押井守氏がインタビューに応えた「勝つために見る映画」を面白がって読んでおりました。
人を動かすにはどうしたらいいか、勝てないまでも負けないやり方とはどういうことか、様々な映画を紹介して持論を述べております。
それでいて5月1日に見た映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」、この話に至るまでの「THE NEXT GENERATION」シリーズで後藤田隊長がその手の活動を全然しているように見えなかったのが残念なんですが、
アニメ「響け!ユーフォニアム」(第四話までしか見ておりませんが)で、サボりがちで未熟とは言え生徒たちの正義が一向に描写されることもなく、新顧問の努力も無い。これがまた全く無い。
理屈で人が動くのなら何の苦労もないですよ。
つかやっぱり、この2015年の現在でも、
「決まっていることだから従え」
は主流なんですか?
いや、みんなで話し合って��決めた�≠アとなら従うのは解りますが、どんな人間かも解らず、どんな実績があるのかも解らず、何を考えているのかも解らないぽっと出であっても先生の言うことには従わなければならないって��決まっている�≠チて。(話中の「みんなで決めた」も、とてつもなく卑怯な決め方でしたが)
さらに不思議なのが、このアニメに共感している人たちが多いんですよね…
私が学生時代に厄介だったことの一つに、十代半ばに特有の(だと思うんですが)潔癖症だと思うんですよね…頑なさ、スタイル、プライド。
それらがない方が牽引者には楽でしょうが、だからといって無くなるわけじゃないんだから、それらを前提に指導計画を立てなくてはいけなくて皆四苦八苦していると思うのですが、それが無い世界って、そんなに魅力的なんでしょうか?
…うん、あの顧問の先生は、楽しさとかやりがいを感じるんだろうか?