ぽかぁんとしてしまうこと:Hatena版

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○○(音楽のジャンル名)は死んだ、という言われ方

私が初めてこういう言説を知ったのは、梅澤春人さんのマンガ「BOY」で、

主人公の一人がロックボーカリスト

「ロックが死んだ?冗談じゃねぇ!」と絶叫するシーンでした。

作中でその意味は特に語られませんでしたが、まぁ商業ロックとかアイドルロックとかいろいろあったんでしょう。

その次はジャズ評論家寺島靖国さんのジャズ批評の中で「フュージョンは死んだ!」みたいなことを書いてまして、

私が所属していた大学吹奏楽フュージョンを結構演奏していたので却って新鮮でした。

「サンチェスの子供たち」はニューサウンズで楽譜が出ているから知ってる人多いでしょうし、

先輩から渡されたカセットテープの中に「片目の水夫の伝説」があってやってみたいなと思ったり、

「BIRDLAND」はレパートリーで結構演奏していましたし、

メイナード・ファーガソンとかチャック・マンジョーネとか。

ちなみに浦沢直樹さんの「20世紀少年」で登場人物の一人、万丈目胤舟がチャック・マンジョーネから来ていると来てニヤリとしたり。

んで時を経て、ニコニコ動画で「私がボカロにハマった理由(ワケ)」を知って「トランスは終わった」と見たり、この動画は2011年初出で、最近は「ボカロはオワコン」という人がいたりで。

で最近、ヨドバシカメラのオーディオ機器売り場を歩いていましたら、懐かしい曲が流れていまして、最近のネットワークオーディオは曲名が表示されるのですね、確認してみたら

シャカタク「NIGHT BIRDS」

んでこないだの日曜日深夜?未明?午前三時に目が覚めてしまって、ラジオを付けてFM東京に合わせてみたらフュージョンをずっと流している。曲名を知りたくてradikoを起動してみたら「放送休止」となっていて、うむ、台風が来ているときなんか深夜テレビで台風情報でクラシック音楽が流されるように、フュージョンはオーディオ機器売り場とかFM放送局のこういう時間帯を任されるャWションなのかと。

じゃぁフュージョンって死んでないの?と思って「フュージョン 死んだ」で検索してみると、いろいろ意見があるのですね。

で、おぉ、T-SQUAREフュージョンバンドだったのか!と今頃思い出したり。

「OMENS OF LOVE」「宝島」「TRUTH」は名曲でしたけど、一世を風靡して、��吹奏楽的には�=Aあくまで��吹奏楽的には�=A終わってしまいましたね。(個人の感想です)(もう一曲有名なのなかったっけ?)

じゃぁ吹奏楽は死んでないのか終わってないのかと言いますと、私は死んでないし終わってないと思います。

しかしそれは、現在でも新曲名曲が続々作られているとか、そういった曲の発表の場があるからとか、コンクール続いているじゃんとか、マンガや映画やアニメの題材になっているからでも全然なく、

こないだ日本テレビで放映された映画「さらば あぶない刑事」の終わりで、

主人公たちの活躍で悪の組織が(一つ)壊滅し、横浜で安全都市宣言が行われその記念式典に、パレードがありまして、吹奏楽のャWションって、そこだよなぁとずっこけまして。

なんか今はコマーシャルでもパレード演奏のがあるよな。

演奏でも曲でもなく、この使われ方ですよ。

演奏団体も曲名もクレジットされない。ストーリーの本筋に絡んでいるわけでもない、状況の一つとして数秒使われるだけ。

音楽として死なないこと終わらないことが、はたしていいことなのかどうか。