高校の文化祭の演奏で思ったこと
高校の文化祭にいって吹奏楽部の演奏を聞いてきたんですけどね。
演奏は良かったんですけど、その良さについて考えて、結構難しいなと。
編成が
ob.1
cla.1
bass cla.1
alt sax.2
ten sax.1
bar sax.1
hor.1
tp.2
tb.1
tu.1
pe.2
の14人で、eup.いねぇ。
途中のアナウンスでは一年生5人、二年生7人の12人で〜って言っていたような気がするのですが、どこか二人は助っ人かな?とよく解りません。
この編成で、演奏がしっかりまとまっていて、こぢんまりとはしておらず、演奏全体が広く感じられて、客として居心地が良かったです。
で、一人一人の演奏も見ていて結構上手いと思ったんですけど、この人数って、もう一学年の数人が加わったとして、コンクールはB編成?たとえ素晴らしい演奏をしても全国には行けない?
あと演奏技術の上手さ以外に、私の勝手な思い込みかもしれませんが、指揮者の言うことを的確に理解してそうな個人個人の自信を感じました。
私が学生のときって、う〜ん、指揮者の言ってることがよく解らなくて、でも質問しても面唐ェられるか、実は指揮者も自分で何を言っているのか解らず言っているとかあって、双方「解ったことにしておこう」ということで先に進んでいたような。だって指揮者にしたって演奏内容が良くなったのでなければ(なんだよ、解ってねーじゃん)と思ったでしょうし。
でね、演奏技術はともかくとして、「指示が的確に伝わる」のが当たっていたら、それって個人の問題なのか、組織的指導で継承されるものなのか、気になりました。
ただ一方で、たかだかワンフレーズのソロ吹くためにステージ前方まで歩いてマイク前まで来て演奏って、こういうところはン十年前と変わってないのか。
「吹奏楽部員は練習ばかりで遊ばない、その遊びのなさ、センスの磨けなさって、演奏家としてどうなの」みたいな意見がありますが、その、歩いてきて楽器を構えるまでのスター性の無さって、見ていて恥ずかしいんですよね。何故スタンドソロにしないのか。
ところで、この編成が常態化していたら、それこそ戦前の楽譜なんてそのまま使えるじゃん。
回帰しないかなー。