ぽかぁんとしてしまうこと:Hatena版

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抵抗勢力

みなもと太郎「風雲児〜幕末編〜」の2巻目と3巻目を購入。

ペリー来航以前にオランダや琉球やらから、アメリカ・ロシアを筆頭に

日本を開国させようとする圧力が高まっていたことを、情報収集に力を

入れていた人たちは知っていたのね。

しかもいろんな国の船が日本近海をうろうろしていて、海岸に近い場所に

住んだり働いている人達にとって異国船はちっとも珍しい存在ではなく、

ペリーが来航したときも「いよいよ来たか」って感じだったとか。

このマンガはギャグや脚色が多いけど、そこら辺のことは信用しても

大丈夫でしょう。

んで、幕閣の連中がそういった情報だの、危機意識から書かれた意見書などを握りつぶしたり、無視したりしている心理を現代の抵抗勢力なんかに

重ね合わせて読む人が多いのだろうけど、私にはクラシック音楽界の

偉い人たちと重なって見える。(^^;)

なにかっつーと権現様の時代のことを持ち出して、時代を超越する真実ってのも確かにあるだろうけど、それよりも時代に即した自己変革の方が大切だろーに。変革したらその真実が歪められるとでも思っているのだろうか?

東京都の文教政策で東京都交響楽団が一時騒然としたけど、その後どうなったんだ?うやむやになったのか?あのときほど報道もされないし。

まぁ私が自分を西国大名や佐久間象山のような、先見性に優れた人たちと

比べるわけにはいかないんだけどね。