B.G.M.
テレビのコマーシャルに関する考察を読んでいたら、
「日本のCMが煩いほど商品名を連呼するのは、視聴者がテレビを
漫然としか視ていないからだ。
ヨーロッパでは視聴者はテレビをじっくり視るから、CMもドラマ仕立てで
商品名を連呼しないものが作れるんだ」
ということが書かれていました。
日本の選挙で候補者が名前を連呼するのも、似た理由からでしょうか。
それはそれで「ふーん」と思っていたんですけど、インターネットや
携帯電話で番組を視る人って、漫然とは視ていないような気がします。
私の思い過ごしか、日本人のテレビを視る態度が変化する兆しなのか、
どうなのでしょう。
でも音楽は、「家具の音楽」だの「B.G.M.」だののような、
漫然と聞かれる状況を望む人達もいるんですよね。
吹奏楽がもっとメディアで採り上げられるとしたら、
じっくり聞かれたいのか、空気のようにしっくり聞かれたいのか、どちらでしょう。