アレンジやカット
原曲は管弦楽演奏用なのに、吹奏楽用に編曲された物にだけ接して、
「この曲は吹奏楽のオリジナル曲なんだ」と思いこんでしまう人の心理。
今日日本テレビで放映された「妖怪大戦争」を見て、ひでー映画、だから邦画は腐ってくんだろうなと思ったけど、
ちと気がついてネットであらすじなぞを見てみると、テレビ局サイドのスタッフが酷いカットをしているのがわかる。
話の途中で大勢には影響ない部分を切るならともかく、
ラストを切っちゃぁ駄目でしょが。
カタルシスが無くて、唐突に終わらせたら、見ている人ャJーンよ。
(お金払って劇場で見た人、カワイソ)と思ったけど、いや実は劇場で見た人こそ勝ち組かもしれない。
で日本で映画を楽しむ人が減っているって、冒頭に書いたことの応用で、
「テレビで放映されたものがオリジナル作品なんだ」と思ってしまう人がいるかもしれませんね。
たとえ思っていなくたって、じゃぁレンタル屋さんに足を運んで借りてきて、真にオリジナルの内容を見てみようとしなければ、結局同じ事でしょう。
視聴者が
「テレビ放映は時間の都合で劇場放映より短くなっているけど、正しい形のを見たいとは思わない」
と思わなければ、作品の名誉は回復されないのですよ。
ちなみに吹奏楽団の演奏を聞いて「酷いカットだ編曲だ」と思った人、
その楽団の楽譜選びから演奏までの経過をトレースしないと、結構不毛な意見になるんじゃないかと気がついたんだけど、
ま、そこら辺は頭が良くて親切な人が書いているだろうから、いいでしょう。
しかし「妖怪大戦争」、ひどかった〜!