ぽかぁんとしてしまうこと:Hatena版

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全国展開

一泊二日で京都に行って来ました。

京都と言って一番最初に思うことって「景観問題」なんですけど、いやもう京都、駄目でしょう難しいでしょう。

というのは全国展開している金融屋さんとか外食産業って、別にチェーン店組合を作って看板を相談して作っているわけではなく、各社独自で思い思いの看板を作っているんでしょう、

それで京都の土地を買うなり借りるなりして上物を建て、どぎつい色の看板群が並ぶ。

一方で、じゃぁ京都が自分たちの守る景観を色彩化して新参者の企業達に提示して、京都でだけでも調和の取れた看板群を作るかっていったらおそらくやってないわけで。

防御に守ることに専念して市条例作って禁止〜と強権発動を試みるなら、じゃぁ最初から外の人間に土地を売ったり貸したりしないようにしていれば話が早いわけで、株式を公開しているのに一部の人達が大量に買ったら非難する図式と同じように見えるんですけどね。

んで防御に専念しないで日本全国に「京都」を作ってしまえという手段も、実は“有り”なんですよね。

実物の色・カラーではなく雰囲気のカラーとしてなんですけど、むか〜し福井県に仏像巡りに行ったことがあるんですけど、ガイドブックにはその仏像の多さから「北の京都と呼ばれています」とありまして、当の福井県の寺社・仏像に携わっている人達の思いは知りませんけど、

京都と言えば仏像、じゃぁ仏像が多い土地は○○の京都と命名してしまえって手段はあるんですよね。

全国にチェーン展開をしている会社だって、基本的には全国どこでも同一サービスが売りでしょ。

各店舗でオリジナルメニューやサービスを採り入れるのは、基本がしっかりした上での応用なんだし。

またわざわざ京都に清水焼の湯飲みを買いに行かなくたって、数千円の価格帯の物は地方のデパートでも買えるわけだし。

吹奏楽団が日本各地に支部だの出張所だの情報発信地を作ろうとしないのは、全国ツアーったって

お客視点では突発的・一時的・非日常的・イレギュラーな催しなのであって、忘れ去られることが宿命なのであって、そんな集団が逆に“地元に根付く”なんてことも、有り得ない話しであって。

「演奏(音楽)を売る」姿勢から「自分たちの姿勢を売る」時代に、早くならないかなー。

そうなって初めて、広告の力から広報の力に軸足が移るわけで。