やはり小説は面白いなぁ
時代考証がいい加減な内容の物だってたくさんあるけれど、基本的にはその土地の、その時代の言葉遣いとか風俗とか文化背景は、作者なりに構築して読者をその世界に惹き込むでしょう。
「おぉ〜、これが二十世紀初頭の英国文化か」と満足させるような演奏法を確立して欲しいです。
他にも現代の小説には登場人物間の葛藤とか理解とか心理状態がありますが、
音楽には協和音、不協和音程度しか無くて、基本的に「初めから調和ありき」でスタートしてるでしょう。
小説には主人公か苦労して好きな人と結ばれる工程はさまざまなバリエーションがあるけど、吹奏楽にそういうのはごく一部の企画物しかないからなぁ。「テューバ吹きのタビーちゃん」とかそういうの。
一つの楽器が曲の進行と共に存在感を強めていくというかなんというか。
吹奏楽は、吹奏楽は好きだけど本は読まない層と吹奏楽が好きで本も好き層はターゲットに出来ても、吹奏楽に興味が一切無いけど本は好きてな層とは無縁でしょ。
んでこの三つの層のうち、一番人口が多いのは三番目でありまして。
それとも日本の吹奏楽の現在は、まだまだこの中の一つ二つの要求にしか応えられない
不器用なレベルなのかしらん。